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遠藤保仁『信頼する力』を読んで。

Posted by Unknown On 2011年11月6日日曜日 0 コメント
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信頼する力 ジャパン躍進の真実と課題 (角川oneテーマ21)
遠藤 保仁
角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-01-08
by G-Tools , 2011/11/06

ガチャピン氏の著書。内容的には薄かったので一気に読めるはずでしたが、最近は読書の時間があまり取れないのが悩みであります。


日本の国歌って他の国の国歌と比べても盛り上がりに欠けて暗い印象があるから、国際試合の前に聞いてどんな気分になるのか疑問に思ってたけど、ガチャピンはこんな感想を。「海外で国歌を聞くのは、いいものだ。気持ちが引き締まり、日本という国を改めて強く意識させれれる。そして、日本人として「戦うんだ」という気持ちがふつふつと湧いてくる」(p.55)

2010W杯南アフリカ大会、日本の初戦カメルーン戦の試合会場ブルームフォンテーンには時計がなかったらしい。(pp.63-64)

息子の楓仁くん(4歳)もサッカーをしているけど、右利きなのが少し残念らしい。(p.92)

南アフリカ大会の後にジェノアから給与額も提示され、オファーがあったらしい。残るは移籍金の問題だけという所まで行ったが、同時期にジェノアが他の選手も獲得して資金が足りなくなって、実現しなかったらしい。(p.134)

初耳。そうなのか?「W杯優勝国のサッカーは、その後のサッカーのトレンドになると言われている。」(p.143)

韓国・中国・オーストラリアと日本の4カ国でアジア版UEFAカップを開くことを提案している。理由は、リーグ戦で10位前後のチームは、シーズン後半は優勝争いもなく、モチベーションに欠けるので。実現可能性はどの程度か分からへんけど、確かにJリーグのレベルを上げるには良いかも。(pp.153-154)

吹田FWの平井を「毎試合、結構、シュートを外す。一本の重みを理解していない。チャンスは無限にあるものだと思っている。」と名指しで厳しく言ってる(笑) (p.166)

ザッケローニ監督は急激に代表チームに変化をもたらすことはなかったと書いてある。唯一、以前と変わったのはウォームアップの仕方。岡田前監督やトルシエはウォームアップの最初からボールを使っていたらしいけど、ザッケローニ監督は、腹筋・背筋・腕立て伏せなどのエクササイズから入る。体を動かす前に、刺激を入れるためと怪我の防止のためらしい。(pp.200-201)


全体と通して、目新しい事はあまり書いてなかった。そもそも、初刊の年月日を見ても、ガチャピン氏はあんなに多忙やのに本一冊を書き上げる時間はあったんやろうか疑問。特に心に響くものもなかった。

遠藤 保仁(2011)『信頼する力:ジャパン躍進の真実と課題』東京:角川oneテーマ21
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